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UTOUTO hair&life
山の麓のリンゴ畑に面したヘアサロンの改修計画。
キーワードは「土に近づく/目線を下げる/放り出す」。
最小限の介入で体験の差をつくることを目標に、床の一部を抜いて基礎レベルまで下げたセットエリアを設け、屋外の地面と視線高さを揃えた。席に着くと、開口部に対する目線が下がり、空と風景が占める範囲が増える。身体スケールは床座に近い 寸法感へ移行する。既存の天井は撤去し、屋根勾配に沿って得られた新たな天井高が、身体スケールを拡張する。壁と天井には、薄い石を含有した左官材を塗り回した。
シャンプーブースは一段上げた板間に配置。奥にシャンプー台を納め、施術の動作が高低差によって分節される。大開口前のミラーは自立させ、景色をフレーム状に切り取りつつ、視線の抜けを阻害しない位置とした。米沢の織物で仕立てた透過性のあるカーテンは、外光の強さを調整する。待合は上がり床を延長してベンチとし、視線が屋外へ向かう構成とした。
垂直方向のボリュームの操作。粒子と繊維の交差。
ささやかな一手の積み上げによって、風景と身体感覚の距離を改変する空間を目指した。
UTOUTO hair&life

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