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DX center
山形市・香澄町にあるメコム株式会社本社ビルの一角に計画した、DXの普及と浸透を目的とした空間である。
左右に配した箱状の壁面はプロジェクターの投影面として機能し、「デジタル」という形のないものに、一時的にそのかたちを与える。来訪者は中央の回廊をこの4つの壁のエレメントの説明を聞きながら進む。DX的概念の導入から実演、振り返りまでの動線が自然に流れる構成とした。
ダウンライ トを投影面の真上に配して影を強調するとともに、配光され照らされた床は、滑走路のように来場者を奥へと導く。
案内はピクトグラムとサインで構成し、経路を指示しすぎずに回遊性を担保する。体験台や打合せ卓は可動式とし、人数や目的に応じて密度を調整できる。固定化せずに余地を残すことで、導入前の検討から導入後のワークショップまで、場の使い方を流動的に切り替えられる。
このセンターは、地域の事業者が自社のビジョンに合わせてDXを試し、確かめ、次の一歩を描くための基盤となる。
株式会社 メコム

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